広島大学
ダイバーシティ&インクルージョン推進機構
The Institute for Diversity & Inclusion, Hiroshima University

Activity

第2回 広島大学・国立特別支援教育総合研究所ジョイントセミナー
特別支援教育とインクルーシブ教育を支えるテクノロジーを開催しました

日時

2024年8月3日(土) 10時〜16時

場所

教育学部 L205講義室(広島大学 東広島キャンパス)

参加者

80名

主催

特別支援教育実践センター

実施目的と概要

 特別支援教育やインクルーシブな環境において、障害のある児童生徒のニーズをサポートするためのテクノロジーの活用に焦点を当てた。AI(人工知能)やVR(仮想現実)などの新しい技術や、移動、認知、知覚に活用できる技術を紹介した。

レポート

 国内外からそれぞれの地域を代表する講演者が登壇した。米国アイダホ州立大学准教授のジェニファー・ギャラップ氏は、指導案を設計するための人工知能(AI)プログラムを紹介し、現役の教師や教員養成課程で学ぶ学生がこれをどのように活用できるか解説した。

 支援技術(AT)について、個別支援のためのATのデザイン方法、工学的見地からの教室内での生徒のサポートの検討、AT支援体制の大学への適用、また、国立特別支援教育総合研究所主任研究員の織田氏からATに関する国の取り組みなどが紹介され、幅広く議論された。

  参加者はこの分野への関心が高く、教室での指導法のヒントを期待して参加した人もいた。普段聞くことのできない講演者の話を聞く貴重な機会となり、参加者からは、「様々な困難を抱えた子どもたちの学習意欲を高めるために使えるアイデアを得ることができた」との感想が述べられ、本会は成功裏に終わった。

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