文部科学省科学技術人材育成費補助事業
ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(調査分析)
広島大学・島根大学共同事業
令和5年度~6年度
「地方大学における理工系女性研究者が
働きやすく働きがいのある
研究環境づくりのための
調査分析」

本事業では、広島大学を代表機関、島根大学を共同実施機関として両大学が従来から取り組んできた「女性研究者活動支援」という課題について調査分析を行っています。以下にその活動概要を紹介します。
調査分析の進捗
NEW!2025年3月4日(火)に行われた令和6年度総括シンポジウム『提言書の実現へ向けて』において、島根大学副学長 河野 美江先生が事業概要報告を行いました。報告資料はリンクをご覧ください。
NEW!同シンポジウムでは、広島大学ダイバーシティ研究センター長 大池 真知子先生が「女性研究者ニーズ調査について」と題する報告を行いました。報告資料はリンク先をご覧ください。
NEW!同シンポジウムの<海外調査報告>では、島根大学 丸山 実子先生がスウェーデンの報告を行いました。報告資料はリンク先をご覧ください。
NEW!同シンポジウムの<海外調査報告>では、広島大学 フンク・カロリン先生がドイツの報告を行いました。報告資料はリンク先をご覧ください。
NEW!同シンポジウムの<海外調査報告>では、広島大学 崔 善境先生が韓国の報告を行いました。報告資料はリンク先をご覧ください。
NEW!同シンポジウムでは、広島大学副学長 石田 洋子先生が「地方大学における理工系女性研究者が働きやすく働きがいのある研究環境づくりのための提言書(案)」概要説明と題する報告を行いました。報告資料はリンク先をご覧ください。
調査分析事業では、2025年3月4日(火)(午後1時から4時15分)に、広島大学・島根大学共同事業「地方大学における理工系女性研究者が働きやすく働きがいのある研究環境づくりのための調査分析」令和6年度総括シンポジウム『提言書の実現へ向けて』を広島大学ミライクリエ2階大会議室(東広島キャンパス)及びZoom配信とのハイブリッドで開催いたします。
詳細と申込先を記したチラシはリンク先をご覧ください。皆様のご参加をお待ちしております。2024年12月16日(月)に行われたフォーラム『若手研究者の育成に資する評価は、どうあるべきか考える』において、広島大学 石田洋子副学長が趣旨説明を行いました。
報告資料はリンクをご覧ください。同フォーラムの基調講演では、学校法人東京家政学院 理事長/筑波大学 名誉教授 吉武博通先生が「若手研究者の活躍と成長を促す場づくりを目指して」と題する講演を行いました。
報告資料はリンク先をご覧ください。同フォーラムの<さまざまな視点からの「評価」についての報告>では、島根大学 河野美江副学長が、「島根大学の取組から見えてきた若手・女性研究者評価の課題」と題する報告を行いました。
報告資料はリンク先をご覧ください。同フォーラムの<さまざまな視点からの「評価」についての報告>では、広島大学 石田洋子副学長が「米国、スウェーデン、韓国、ドイツでの収集データから女性研究者の育成に資する評価について考察する」と題する報告を行いました。
報告資料はリンク先をご覧ください。同フォーラムの<さまざまな視点からの「評価」についての報告>では、愛媛大学 監事/広島大学 特命教授 相田美砂子先生が「HIRAKU-Globalにおける若手研究者の“Performance Review”システム」と題する報告を行いました。
報告資料はリンク先をご覧ください。同フォーラムの<若手研究者から見た「評価」>では、広島大学 金田一清香先生が報告を行いました。
報告資料はリンク先をご覧ください。同フォーラムの<若手研究者から見た「評価」>では、愛媛大学 酒井大史先生が報告を行いました。
報告資料はリンク先をご覧ください。- 調査分析事業では、2024年12月16日(月)(午後1時から4時)に、広島大学と島根大学が単独または共同で実施している事業と協力してフォーラム『若手研究者の育成に資する評価は,どうあるべきか考える』を広島大学学士会館で開催いたします。詳細と申込先を記したチラシはリンク先をご覧ください。皆様のご参加をお待ちしております。
令和5年度情報共有フォーラムの動画をアップしました。前半と後半に分かれています。リンク先をご覧ください。
- 本ダイバーシティ調査分析事業では、第1年次(令和5年度)の活動と成果を共有するとともに、米国の女性研究者支援の取組について共有するために令和5年度情報共有フォーラム「女性研究者活躍支援の軌跡:米国における先進的取組と成果」を2024年3月13日に開催しました。プログラム概要はリンク先をご覧ください。
- 令和5年度情報共有フォーラムでは、広島大学 石田洋子副学長(ダイバーシティ担当)と島根大学 河野美江副学長(ダイバーシティ推進担当)が、本事業の概要と進捗について報告を行いました。報告資料はリンク先をご覧ください。
- 同フォーラムの基調講演Ⅰでは、アリゾナ州立大学 モニカ・ゴーン教授が「米国高等教育におけるジェンダー公正性に関する教訓」と題する講演を行いました。講演資料はリンク先をご覧ください。
- 同フォーラムの基調講演Ⅱでは、アリゾナ州立大学 バリー・ボーズマン名誉教授が「女性研究者支援の振返りと展望」と題する講演を行いました。講演資料はリンク先をご覧ください。
- 同フォーラムのディスカッションセッション「海外に学ぶ」では、広島大学 渡邉恵先生が米国視察報告1を行いました。報告資料はリンク先をご覧ください。
- 同フォーラムのディスカッションセッション「海外に学ぶ」では、島根大学香川奈緒美先生が米国視察報告2を行いました。報告資料はリンク先をご覧ください。
- 同フォーラムのディスカッションセッション「海外に学ぶ」では、島根大学 丸山実子先生がスウェーデン視察報告を行いました。報告資料はリンク先をご覧ください。
本事業の目的
海外の大学及び研究機関における優れた取組について、多様性(Diversity)、公平さ(Equity)、包摂性(Inclusion)を重視した研究環境づくりの現状と課題を調査分析します。これらの取組が日本で実装可能かどうかを検討の上、「地方大学における理工系女性研究者が働きやすく働きがいのある研究環境づくりのための政策提言書(仮)」を策定します。

調査分析タスクフォース
広島大学と島根大学では、全学的な実施協力体制の下、ダイバーシティ関連の専門性と経験を有する教職員からなる「調査分析タスクフォース」を組織しました。


調査分析の概要
調査の視点
本事業では、以下の視点からデータ収集・分析を行います。
重点調査項目
- 優秀な女性研究者を採用するための公募方法や雇用条件(多様性)
- 採用や昇進時における公正さ重視の評価方法(公正さ)
- 女性研究者の孤立化防止対策(包摂性)
横断的イッシュー
(重点調査項目を横串に分析)
- 地域の自治体、教育・研究機関、民間企業、メディア等との連携と成果発信
- 誰の、どのような無意識の偏見に対して、どう対応しているか
- AIをはじめDXの導入と活用
調査分析の手順

調査対象国
本調査では、米国、スウェーデン、ドイツ、韓国の4か国を訪問し、地方の大学を中心に成果を上げている女性研究者活動支援の優れた取組についてデータ収集・分析を行います。

期待される効果
本事業を行うことによって以下の成果が期待されます。
- 海外の優れた取組について、実施スタッフから収集した現場レベルの生きた情報が整理・共有される
- 「地方大学における理工系女性研究者が働きやすく働きがいのある研究環境づくりのための政策提言書(仮)」 が作成される
- フォーラムやシンポジウムを通して教育・研究機関、自治体、企業、メディアに広く情報発信し、地域社会の意識啓発が進む
- 政策提言書を実践することにより、連携機関における女性研究者の採用割合と上位職割合の増加が期待される
- 「第6期科学技術・イノベーション基本計画」「第5次男女共同参画基本計画」の目標達成へ向けて、地方大学における体制強化が推進される
提言書の構成案
本事業で作成する提言書は以下のような構成です。
「地方大学における理工系女性研究者が働きやすく働きがいのある研究環境づくりのための政策提言書 」 (案)
第1章 本申請事業の背景、 目的、 方法
第2章 地方大学における理工系女性研究者が働きやすく働きがいのある研究環境づくりの意義
第3章 米国、スウェーデン、ドイツ、 韓国における取組の成果と課題
第4章 提言
提言1 女性研究者がアクセスしやすく柔軟な公募方法と雇用条件
提言2 公正さを重視した評価制度のあり方
提言3 女性研究者に対するメンタリング及びネットワークづくり支援
提言4 提言 1~3実装のための地域との連携のあり方
提言5 提言 1~3実装のための無意識の偏見への対応方法
提言6 提言 1~3実装のためのDX活用方法
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〒739-8524 広島県東広島市鏡山 1-1-1 総合校舎K3-K402(旧教育学研究科K棟4階 )
広島大学ダイバーシティ調査分析タスクフォース事務局